■千春のお話

Part176 うちのものたち

ホテルはわりあい大きめですが、うちは狭いです(笑)。
華美なものはなく、どちらかというと質素で、古めかしいモノがたくさんあります。
変わった「うちのものたち」を紹介したいと思います。

●米びつ
一度米びつの中から虫さんを発見してから使っていない。置物のようになっている。お米はどーんと置いてあり、カップで測って計量する。高久さんから「オールドチックな...」と言われたことがある。
●お米
必ず玄米を入れてお米を炊かないと気がすまなく、白米だけで炊くと後ろめたい気持ちになる人が多い。多分白米だけで炊くのはリッチなんだと勘違いしている。玄米の方が高価なのに...
●ケータイ
1台しかない。しかもiモードは契約していないで、電話の機能のみしかない。しかし誰も困らない。しかも毎月「あと500円利用可能でした」と明細に書いてある。ドコモに繰り越しができてほっとしている。
●薄型テレビ。
薄い形ではなく、壊れて色が薄くなっているのでみんなこう呼ぶ。とうとう音が出なくなったので、家にあった他のテレビをリビングへ持ってきた。みんな「このテレビ、キレイな色だね」と口を揃えて言っていた。実はこの色が当たり前だと知っている人は私だけだったようだ。
●ガラスのない食器棚
岳さんが食器棚のガラスを割ってしまった。ガラスを入れるのはもったいないので、のどかの作った日本手ぬぐいをかけてみた。ら、扉を開けなくても食器を取り出せるので便利になったと全員思っている。
●つまみのない蓋
蓋のつまみがなくなっても、使っている。熱いときはふきんでつまむ。だが非常に扱いにくく、実は困っている。でも多分買わないと思っている。
●換気していなかった換気扇
換気扇の窓が開かなくなっていたことに全く気づかず、1年以上換気扇を回していた。ようは羽が回っていただけで全く換気はされていなかった。壊れていることに気づいたとき、「やっぱり今まで煙たいと思っていた」だそうだ。さすがに換気扇は買い換えて、換気できるように工事してもらった。
●冷蔵庫だけは
2つもある。1つでは足りないのであった。あっ、でも、慎吾さんからもらったものです。
●食器
おばあちゃんの出身は陶芸の窯元の娘。そこで高価な食器がたくさんあるのに、どうもうまく使われていないと感じる。高価な抹茶椀がなぜか納豆用の定番食器だったり、箸置きなどは一切使用されないままである。湯飲みもたくさんあるのにしまったままで、そこたらへんからもらってきた「○○寿司」のような、全部ガラや形の揃っていない湯飲みを全員が愛用している。

はっきり言ってきりがない(泣)。
でも東京の実家とどことなく似ている。
なぜだろう?
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