■千春のお話
Part.26ヤンキーって?目次
どうも、「私がヤンキーだった」とお客様に言われるので、皆さんに「ハマトラです」と答えています。ここで皆さんに質問。ヤンキーって何? わたし的に
・パンチパーマの暴走族のお兄さん
・そこに連れ立っているタイトスカートのお姉さん
・小さいサンダルを履いて大股開きで座ってたばこを吸う人たち 
と思いこんでいるのですが。
そもそも東京にはヤンキーという言葉がありません。関西の従兄弟が法事の時「私ヤンキーやってんねん」と言う意味が分からなかったのです。本当のところの意味が知りた〜い。「ハマトラ」とはファッションのことです。フクゾーのべストやカーディガン、ハイソックス・ミハマの靴・キタムラのバック、は必須アイテムでした。そう、上品なファッションなんです。ハハのキタムラのバック、長い間大事に使っていました。ハマトラのお姉さん風ファッションはニュートラと言います。原色のスカートやパンツにチェーンの3連ネックレス、ウエッジシューズ、ファラフォーセット風レイヤーカット。ちょっとまかり間違うと、ギトギトします。あくまでも「お嬢さんらしい清楚さ」を持ってませんと、間違ってしまいます。ニュートラ流行時代には体育大に行っていた私。原色のスカートはさすがにはく気にはならなかったので、そのころはサーファー風だったでしょうか。だいたい顔が真っ黒でしたし(プールのバイトで)ジャージを持参するのでデイパックは欠かせませんでしたし、ボートハウスのトレーナーにミニスカートにスニーカーにハイソックスのぼんぼり付で大瀧詠一を聞いていました。そうそう、元気な女の子と言う感じです。ねっ、私ヤンキーじゃないでしょ? 
Part.27お友達とスキー目次
学生の時や会社へ行っていた頃は、月に2度はスキーに出かけていました。1日でもお休みがあれば、夜行で行って1日スキーをして夜行で帰ることがありました。当時はスキーバスが盛んで、夜行バスによく乗りましたねぇ。寒かったり熱かったり狭かったりボロかったりしましたが・・・。会社帰りにそのままスキーバスに乗るので、出勤時スキー持参で会社へ行かなければなりませんでした。強行スケジュールでスキーへ行っていたので、熱を出して会社を何度かお休みすることがありましたので、私だけスキー禁止令が出てしまいました。そんなものはお構いなしで行っていましたけどね(笑)。会社近くの駅でキャスターバックを引いて、板を持ってスキーに行くとき、上司に出会ったとしてもへこたれませんでした。スキーに行ってはいけないと言われていたのに、水着姿(プールの仕事ですから)になって、首から上がやたら日焼けしていて、大ばれしてもへこたれませんでした。上司はあきらめの境地。そういえば辞表を出したとき、あっさりOKだった・・・。こいつさえいなくなれば・・・とさぞかし思われていたでしょうね。今でこそ思えば、私たちスキーグループはいや〜なお客さんだったでしょうね。
なぜならば
1.うるさい、騒がしい。「静かにしてください」とよく内線が来ました。2.食事の時間を守らない(特に朝遅い友人がいた)
3.チェックアウトの時間が過ぎているのに平気で部屋にいたりする(友人)
4.障子を破ったことがある(これは私、酔っぱらって)
5.スキーロッカーなどを壊したことがある(友人)
大学時代の常宿は志賀高原でしたが、会社の頃から八方が多くなりました。そうそう志賀高原で延泊したとき相部屋になったことがありますよ。最初は2人で30畳だったのに、フロントから電話で安くするから相部屋にしてほしいと言われて、OKしたらカップルさんが入ってきて、びっくり。端と端で寝ましたけど、部屋にあんまりいられなくて、夜12時くらいまで居酒屋のハシゴをしました。あの頃は朝いちでスキーに出て、丸1日滑って、夕食後もナイターへ出たりしましたね。あ〜なつかしや〜。 
Part.28おこずかい目次
実家の父は仕事の関係で、よく頂き物をしてきました。ウイスキーの好きな父は洋酒を貰うこともしばしば。高級なお酒がずらっと並べてある棚を眺めていて、中学生の私は名案を思いつきました。「飲んじゃおう!」じゃありませんよ〜。中学生ですからね、この頃は。まだお酒は飲んでませんでした。名案とは「売っちゃおう!」です。早速、近所の酒屋さんへ行って、交渉です。詳しくはありませんが、バランタイン(バレンタイン?)シーバスリーガル、ナポレオンちょびっとづつばれないように、酒屋へ持ち込んでは、おじさんに売っていたのですよ。かなり良いおこずかいになったんです。あんまり頻繁だったので、ちょっとびびった酒屋さん、とうとうお母さんにチクってしまった。「千春ちゃんがね・・、そんなに苦しいの?」・・・と。
ハハは激怒!
「こんなまねして!しかも近所で!しかも家にお金があらへんから売ってこいとゆわれたなんてことようぬかしたな!しばいたろかー、あほたれがぁー」でたっ、究極の関西弁!チチは一言。「これは泥棒だよ」父は怒らない人でした。これにはかなりのショックがありましたね。そして、ハハとともに酒屋さんへ謝りに行きました。酒屋’Sおじさん曰く「やるねぇ、千春ちゃん」ごめんなさい、もうしませ〜ん。 
Part.29お酒が入るストック目次
スキーへ出かけていた頃の話を書いて、お酒のはいるストックを持っていたことを思い出しました。これはもう15年ほど前に購入したものですが、青山のスキーショップジローで買いました。ポール(ストック)のグリップから下へ管がのびていて、手持ちのポールグリップとそれと交換するシステム。持ち手の所にのみ口があって、保温性もあります。もちろんお酒でなくとも、ホットコーヒーを入れてもいいのですが、片方のポールで100cc弱入る程度だったので、コーヒーではふたくち強で終わってしまいますので、私はウイスキーとか焼酎をストレートで入れてスキーに出かけていました。寒い日は重宝するんですよ。びっくりするくらいにね。
ただ、それを飲む場合、ポールをぐーっと上に傾けて飲むので、ペアリフトなどで知らない方とご一緒するときは、「この人なにやってんだろう?」的な目でよく見られました。ゴンドラの中ではポールの先が天井に当たっちゃって、飲めなかったり(笑)。いつかは、リフトで一緒になったおじさんに「何やってんの?」と尋ねられ、これにはお酒が入っていると言ったら、「ちょっと飲ませろ」というので、あげましたら、片方のポール分全部飲まれてしまいました。「ブランデーだね、ごちそうさん、美味しかったー」とおじさんは言います。そうそう、フンパツしてブランデーを入れていたのでした。おやじー、ブランデー返せー! とても重宝するのですが、ちょっと困ったこともありました。右・左に違う強いお酒を入れて出ると、チャンポンになっちゃって、でもってスキーしながら飲むのでので、悪酔いしたことがあります。はたまた、右に好きなものを入れて出ちゃうと、右ばかりが減って、左がずっと重いまま、なんかやりずらいスキーの日になってしまいます。まだジローに売ってるんでしょうかねぇー。そのポール、友人にあげちゃったんですよ。どうしてもほしいって言うので。また売ってたら買っちゃおうかなぁ〜。でも私いつスキーするの?!と言う毎日なので、おばあちゃんになったらまた探してみようっと。 
Part.30くじ運目次
くじ運ってありますよね。私?ぜんぜんありません。全くだめ。でもうちの二女のどかはあります。これは、もって生まれたものなんでしょうか?単なる偶然なのでしょうか?ですので、くじ引きは必ず「のどか」。「やっぱのんちゃんすごいわー。」と言われて、ごきげんです。
でもね、くじ運が良くて困ったことがあるんですよ。長野に「MIDORI」というファッションビルがあるんですが、そこでちょっとだけ買い物をしたとき、抽選券を一枚貰ったので、のんちゃんが「ガラガラ」っとくじ引きのを回したら、なんと、五万円の商品券が当たってしまいました。こで大変!その券の有効期限は3/31まで。くじを引いたのは12/15。この次に、私たち家族が買い物に出られるのは冬が終わってからなので、その商品券は今日中に使ってしまわないとパァになってしまうのです。そういうわけで、五万円を使おうとみんな必死で売り場へ戻ります。しか〜し!MIDORIはファッションビル。子供のおもちゃ売り場もなければ、子供服もないんです。それでもとステーショナリーコーナーで何でもかんでも買い物をしよう!と言っているのに、子供たちの選んだものはノートやメモ帳や鉛筆やアドレス帳。総額3.000円くらい・・・・。それではお母さんが選ぶ!と気合いを入れたのに、お箸やカップで総額8.000円くらい・・・。あ〜ん、あと41.000円どうしよぉー。  とりあえず疲れたので、お茶をして、無理にピザを食べて、ついでにビールを飲んで・・。それでも約5.000円。レジでがっくり。たまりかねたのんちゃんは「10.000円くらい取ってください」レジの人は「はぁ〜?」
夕暮れ時になり、お父さんへ電話して、遅くまで帰らない理由を述べて、「目をつぶってものを選べ」との指示。それができない貧乏性の私。でも、どうせなら使えるものを・・なんて思っていると、閉店の時間になっちゃう〜。それで、目をつぶってほしくもない物を買って帰りました。ほしくない物を買うのってつらいですよ〜。皆さん経験ありますか〜? 
Part.31警察の人目次
警察の人って何となく怖いイメージありますよね。悪いことをしたわけではないけれど、車に乗っていて、止められちゃったりするとビビッてしまいます(笑)。どうも子供達も同じくで、以前長野に向かうオリンピック道路で、速度違反の取り締まりをやっていて、停められたことがあります。私はちゃんと速度を守って運転していたのですが、いざ、停められるときになると何だかビビるものです。  そのとき「あっ、警察だ〜」と私が言いましたら、なにやら子供達が後ろでざわざわ動き出しました。そして停められて、「免許証を拝見します」で、「ありがとうございました、お気をつけて」という具合にさらっと終わりました。(私の前の2台は、完全スピード違反でおなわとなっていましたが・・・)走り出すとき、後ろ座席を見ると、硬直してきおつけ状態で座ってる子供達。「大丈夫だよ、60kmで走ってたから」というと、「あ〜よかった。お菓子ちゃんとしまって、ゴミをかたづけたから叱られなかったんだ。大護もう遊んでいいよ」私、爆笑! 大護は訳が分からないまま、お菓子を取り上げられて、シャツをズボンにちゃんと入れられて、「ピシッ」といわれて、ちゃんとお座りさんさせられて神妙な顔をしていました。うちへ戻ってから、あかりがおじいちゃんおばあちゃんに、「私たちがいい子にしていたから、警察の人は何も言わなかったの。前の車の人はね、きっとゴミとか散らかしていたから叱られてたの」おじいちゃん達は??? 
Part.32スキーの楽しさ目次
先日ふっと思ったことがあります。お客様友人代表「しもじ〜」がサロモンのバリバリの板を買ったのですが、同じ板に乗っている超バリバリスキーヤー男にリフト乗り場で出くわしたとき、「おまえこの板乗れこなせるんかぁ?」という目で見られる・・・という話から、そういえば私もそういうことあったなーと。慎吾さんの板をちょっくら拝借して滑っているときに、
「何でおまえがこの板のってんねん」という目でじーっと見られたことがあります。スキーの楽しさは、もちろん自分の技術の向上にいそしむ事ですが、もう一つ、マテリアルをひけらかすこともあるかもしれないな・・と思うわけです。 おNEWの板をゲレンデデビューさせるとき、のりこなせるかな?とワクワクしたあとには、「いい板だろぉ〜」はたまた「自分の技量とぴったり合っているだろぉ〜」はたまた同じスキーを持っている人間に対して「自分、俺と同じ板のれる技量してへんやろ、けっ!けたくそわるい」(注:自分とはお前のこと)となってくるわけです。スキー板だけではなく、ウエアー・ブーツ・ゴーグル・サングラスなどスキースポーツにおいては様々な持ち物を必要とするために、それぞれにそういうことが発生します。ですので、それぞれの持ち物において比較検討の楽しみがあるわけです。もちろん、技術サイドでもリフト上から、
「さっきからここで滑ってるあの人、うまいよねー」
「あいついい板もってんのにド下手やなぁ〜」
「むっちゃださいやつがおるで〜」とういことはしばしばです。
1月の平日のとてもゲレンデがすいている日に、昼食ラウンジご利用のお客様に、「すいていて良いでしょう」といいましたら、「すいてていいんだけど、何だかつまらない」?????
今思うと、ギャラリーが少くて見てくれる人がいなくてつまらないと言うことだったのでしょうね(笑) 
Part.33ボードの苦しさ目次
私は多分スキーで言えば中〜上級者くらいには入れると思います。問題はスノーボードです。体育大学を卒業した私は運動神経はまあまあだと思い込んでいました。ところが、ダサダサです。  どうも聞くところによると、スキーにのめり込みすぎている人と、不器用な人はボードがダメのようです。そうです、私は不器用です。初めてボードを買ったシーズンに横の白樺ゲレンデで秘密練習をしているときの話です。、すべてのことに負けるわけがないダサダサ高校生風子ギャルに、見られていたようです。練習を始めて1時間位して、声をかけられました。「最初よりビンディングつけるの早くなったじゃん、おばさん」はらわたが煮えくりかえり、「なんだとおおおおお」と言いたかったのですが、どう見てもボードだけでは負けている。「ありがとう・・・」「がんばんなよねー、おばさんバイバーイ」「・・・・・・」  大体、ボードは両足をくくりつけられています。止まるには転ぶしか手だてがありません。ほんの2〜3m先へも進めません。(多分これは私だけ)近年スキーで転んだことなどほとんどありません。(コブは別です)1時間中転びまくって、頭を打ち、お尻を打ち、膝を打ち、体もずたずたですが、心はもっとずたずた。そこへ高校生ダサ女が私の横をしゅーっと来て、おばさん呼ばわり。(おばさんなんですけどね)『なんじゃこりゃ〜〜』
我が家へ戻ってお父さんが、「おもしろかった?」「つらかった・・・・」ゲレンデであんなおもいをしたのは初めてです。スキーでは自己満足の優越感に浸ることができましたから。「ボーダーはじゃま!」「何であんな所に座るの?」と思っていましたから。ボードをやってみると、「おじゃまでしょうねぇ。でも動けないんですよぉ」ずたずたにはなりましたが、少しボーダーの気持ちも分かるようになりました。うちの子供達はジュニアのクラブに入ってるせいか、私より才能があるのは間違いなく、八方のどの斜面でもボードで滑っておりてきます。「な〜んだ、簡単なんだ!」と思って買っちゃったボード。3年たっても新品です。 
Part.34お友達とスキー(2)目次
スキーを好んでいた頃は(近年まとも滑ったことがありません)、とにかくうまくなりたかったですね。何人かでスキーへ行っていても、さっさと用意して一人でゲレンデへ出ちゃいます。大体スキーは個人的なスポーツですから、手をつないで滑るわけでもあるまいし、用意ができればこの辺で滑っているからといって、「行って来るね〜」。大学の仲間は全く気にせずに「いってらっしゃーい」。でもそれ以外の人たちはそういうわけには行かず、全員が支度して全員で出発しなければならない。先に行こうものなら非難囂々、一緒のゲレンデにいなければ非難囂々、誰かが怪我をして医者へ行くなら全員でスキーは終わりにしなければならない。昼食だってさっさと食べてすぐゲレンデに戻りたいのに、デザートまでらお供しなければならない。ですので、一人でスキーへ行くこともありました。以前お友達と2人でスキーへ行ったときの話。宿へ着いて、着替えてさあ出発と言うときに、ワックスを塗っていた友人がエッジで指を切ってしまったんです。結構大きく切れてしまって、友人真っ青。私は「じゃあ一人で行って来るね」「うそでしょう?」でも、私が傷をしたわけではないんですから、行きました。
夕方怒ってましたけど。そうなると、一緒の部屋にいても、一緒に夕食を食べても、何だか怒っていておもしろくないんです。
で、はしご酒〜。部屋に遅く帰るともっと怒られそうで怖かったんですが・・・やっぱり怒っていました。
このあとお友達じゃなくなってしまったような気がします。
えっ?当たり前?そうかなぁ〜。
もし私が怪我をした方だったら、滑っておいでよって絶対言うのに。  でもだんだん年になるにつれ余暇的要素重視で、レストハウスで生ビールをを飲む・端から端までのメニューを頼んでみたくなるなどなど楽しみが変わってきました。ウエーデルン(今で言うショートターン、ウエーデルンって死語なんですか?)を完璧にする!なあんてことは全く考えずに、かっこよく見えそうな得意な滑りでおりてきちゃうのです。が〜っとビールを飲んで、スキーうまいだろぉ〜。キャーサイコー。久々に滑ってみたくなってきました。
Part.35レズ目次
同性愛の皆さんを批判するつもりはありませんが、うちの大学ではレズの皆さんがたくさんいました。
よくあるパターンとして地方出身者の寮生女同士がラブラブとなり、愛をはぐくむ為に寮を出てアパート暮らしを始めます。同性愛はわたし的に個人の自由なのでいいのですが、うちの大学の女生徒は90%おとこ女なので、見た目によろしくありません。
想像してみてください。筋肉質のショートカットの「大おんな」が小指をつないでネギを買う姿・・・。これはいただけません。なぜ、体育大はレズ流行になってしまうのでしょうね?大おんなは男の人に受け入れられないからなのかな?
ある日、レズチームにマジデをかけられたことがあります。それも更衣室で・・。ブラジャーのサイズを聞かれたことから、何故かブラジャーの付け方を教えてあげるになって、ちちを触られて、電話番号を渡されたんですよ。やめて〜、きもすぎ〜。
トイレでビリビリに電話番号の紙を破いて捨てました。本当に怖かった。
同性愛は知らない世界なので、「痴漢行為」よりも計り知れない恐ろしさがありました。レズチームは現在どうしているのだろう・・・。
Part.36大学の頃(3)目次
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